ブリヂストン(5108)は長期保有に向いている?高配当投資家の見解

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タイヤ大手のブリヂストン(5108)は長期保有向き?高配当投資家目線で配当の安定性や将来性をわかりやすく解説。

ブリヂストン(5108)は、日本を代表するタイヤメーカーで、世界でも首位級です。
「自動車業界=景気敏感」というイメージがある一方で、実はかなり手堅く、配当にも積極的な企業です。

クルエイチ

減配しにくいため、売らずに保有し続ける意味がある銘柄として選定しました!

この記事では、長期保有を前提にした高配当投資家目線で、ブリヂストンの魅力と懸念点をまとめておきます。

記事執筆時(2025.06.02)の情報を基にしています。

目次

選定理由:安定感と配当姿勢

安定した棒グラフ

惹かれたポイントは以下の3つです。

① 配当利回りが手堅い

ブリヂストンはここ数年、最低でも3%前後の配当利回りを維持しています(取得時ベース)。
決して高利回りとは言えませんが、配当性向に無理がなく、「続けてくれる安心感」がある水準です。

② 財務の健全性が高い

自己資本比率も常に60%前後と高く、キャッシュリッチな経営をしています。

クルエイチ

業種にもよりますが、一般に自己資本比率は30~40%代です。

一言でいえば「無理して配当出してる感がない」のが好印象です。
企業の“体力”があるので、景気が少し悪くなっても配当が維持されやすいと判断しました。

③ 海外売上比率の高さ=分散効果

海外で生産拠点拡張していて、連結事業では先進国だけでなく新興国にも手を広げています。
売上の過半は海外で、米州・欧州・中国などにバランスよく展開しています。

これは日本国内の需要に偏らない分、替や国際市況の影響を受けるものの、地域分散のメリットもあると思っています。

配当:安定性と実績

ブリヂストンは、減配の少ない企業としても知られています。

  • 配当性向は目安として30%以上を維持しつつ、2025年時点でここ数年は上昇傾向
  • 営業利益が減少した年も、配当金額は維持または微増傾向あり
  • 配当方針として「連結配当性向50%を目安」「安定的且つ継続的な配当額の向上」と明言
クルエイチ

「増配しなくても減配しないならOK」という人には非常に向いている銘柄です!

事業

積まれたタイヤ

将来性:堅実で強い

タイヤ事業は今後も大きく成長する可能性は低めです。
それでも、以下のような点で堅実な成長が期待できると感じています。

  • 付加価値の高いタイヤ(高性能・省燃費)へのシフト
  • アフター市場(交換用タイヤ)の需要は安定
  • 環境・リサイクル分野への投資も進行中

正直言って、ものすごく伸びる産業ではありません。
ですが、「技術革新や社会変化があっても事業はなくならない・消耗品のタイヤは入れ替えが常に必要・ブランド力が強い」という点で、長期投資に向いていると思います。

クルエイチ

タイヤって乗用車だけじゃなくて、航空機や農業機械にも使いますし、物流需要があるのでトラック向けも強いですよね。

懸念点:事業の構造的リスク

長期保有を前提にした場合、あえて挙げるなら懸念点には以下のようなものがあります。

  • 自動車依存型産業のため、EV・自動運転の進化にどう対応できるか
  • 原材料価格の高騰(ゴム・石油製品)によるコスト圧力
  • 為替リスク(海外売上比率が高いため円高に弱い)

とはいえ、こうしたリスクは「高配当銘柄あるある」でもあるので、分散保有を前提にすれば大きな問題ではないと考えています。

今後の保有方針:買い増し優先度低

高配当株の中では比較的値動きが安定傾向なので、買い増しチャンスはかなりあると思っています。
そのため、値動きが大きくチャンスを下落時のチャンスを逃したくない銘柄の買い増しを優先し、ブリヂストンは資金に余裕がある時に買う、くらいのイメージです。

結論

ブリヂストンは、急成長もなければ暴騰もないけど、安定して配当をくれる銘柄です。
資産としてじわじわ育つと言えます。

高配当投資の中でも、比較的「安心・地味・でも意外と頼れる」タイプ。
給料は停滞しても、こういう銘柄が人生のどこかで役立ってくれるかもしれません。

  • 利回り3%前後、安定志向の高配当銘柄
  • 減配リスクが低く、長期保有に向いている
  • 事業は地味でも、グローバル展開&財務健全
  • 急がず、じっくり資産を育てたい人におすすめ
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